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1Byteと半角の違い
いわゆる半角というのは活字・写植時代の概念です。小学校で原稿用紙の記入法として習ったように、日本語では1マスに数字は2つ、つまり数字は日本語の文字の半分のサイズになるのです。これにより縦横にきれいに文字が揃った文字組となります。しかし、Macにおいては事情が異なります。Macで使用される英文・欧文は外国の書体から流用して作られたこともあり、幅が文字ごとに異なります。したがって欧文の入っている行ではかなや漢字だけの行と長さが違い、ジャスティファイをかけた場合、文字の送りが変わることになります。厳密な言い方をすれば、Macで半角・全角という言葉が使われるのはATOKなど入力ソフトで使われる半角入力・全角入力といった入力方式の話なのです。
Macでこれと似ている概念は「1Byteフォント」と「2Byteフォント」です。フォントファイルの構成が異なり、2Byteの方がずっと多くの文字種を持っています。アルファベットや数字は文字種が少ないので1Byteフォント、和文は膨大な漢字があるので2Byteフォントが使われます。例えば、太ゴシックはかな・カタカナ・漢字・欧文・数字すべての文字種を含んだ2Byteフォントです。また、2Byteフォントは「和文フォント」、1Byteフォントは「欧文フォント」と呼ばれることもあります。
このように1Byteフォント、2Byteフォントは容量に着目した概念ですので、1Byteフォントが2Byteフォントの文字幅の半分になるわけではありません。下の例を確認してください。「9999」は「九九」2文字と同じ幅にはならないのです。
例 2Byte新ゴR あいうえお9999あいうえお
あいうえお九九あいうえお
しかし、古くから使われてきた「半角」「全角」という言葉は今も残り、時に混乱の元になるので正しく理解しておく必要があります。編集者などMacを使っていない人の場合、半角というと文字幅のことを指している場合が多いようです。上記の例で「9999」の所に「半角に」という赤字が入った場合、文字幅を「九九」と同じになるよう長体をかけるべきです。またDTPの知識のある人の間では、「半角」=ATOKなど入力ソフトでいう半角を指す場合が多くなります。この言い方で考えると、1Byteフォントはすべて半角のフォント、2Byteは半角と全角を合わせもつフォントということになります。
例 新ゴR ATOKで半角入力 9999
新ゴR ATOKの全角入力 9999
新ゴR 全角かな入力 あいうえ
例を見てください。全角はかな、数字とも同じ文字送りになります。半角入力した文字だけ文字送りが違うことを確認してください。さらに新ゴは特に違いが激しいので注意が必要です。文字の送りという意味では全角入力の文字が大きいのですが、文字自体の幅は半角入力の文字の方が大きいのです。このため、編集系の人は半角入力の「9999」に「半角に」という赤字を入れるケースがあります。この場合は全角入力の「9999」に詰めを入れて「9999」とするのが適切です。
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